★2ナガレタゴガエル【繁殖行動観察】案内★

※少しづつ加筆していきます。 マークのある箇所 2019 4/1 更新

 (1).<最初に & 2018年度(2019年2月)の産卵・繁殖行動について>:
 (2).<観察会募集の内容>:
 (3).<早春の繁殖期(産卵移動期)に観察できる具体的な内容>:




(1).<@.最初に & A.2019年の繁殖行動の経過・結果>:2/25 更新

1.[2018年度のナガレタゴガエルの産卵行動]は、開始・ピーク時期とも、ほぼ平年並でした。
  ⇒ 産卵行動開始:2月4 or 7; or 16 or 19日; ピーク:19日夕〜24日
2.2月4・7日が極端に暖かく、日最高水温は平均的な流域で、4日に4-5℃強;7・8日に5-6℃にまで上昇。
  そのため、2月4日(4・5日);7日に、一部の流域では、産卵活動開始しました。

3.2月4・7日に一部の流域で活動開始した後、2月9日からの1週間ほどの冷え込みで中断したため、
  秋川流域の平均的な流域では:2月16 or 19日に開始
            2月19日夕〜24日(特に20-22日)が、活動ピークで終了しました

 ◎ 2月19日夕の降雨&19夜-20朝にかけての高気温により、
             秋川流域全域で、19日夕から、ナガレタゴガエルの産卵活動ピークに入りました。

 ◎ [2月20日(水)]:水温は、平均的な流域で、朝でさえ4-5℃;最高水温は、6-7℃にまで上昇。
      そのため、朝から、ほとんどの淵で♂が活動していました。
 ◎ [2月21日(木)]:昨日の高気温により、平均的な流域で水温は、21日(木)朝でさえ、何と5-7℃。
 ◎ 3つのトラップで、20日には1日で計324匹(19朝-20朝);21日には計469匹(20朝-21朝)、入りました。
4.結果、今年は、2月20-22(水木金)の3日間が、観察には最高でした。
  23,24日(土日)では、若干、ピークを過ぎていました。
  やはり、[土・日]が、産卵活動ピークに当たり・天候も良いと言うのは、数年に一度位ですが、それでも、
  今年は23,24日(土日)が、ピークを若干過ぎてたとは言え、天候にも恵まれた観察日和の週末となりました。
 ◎ おそらく、今年の場合は、やや標高の高い多摩川上流域等でも、ほぼ同じ傾向でしょう。
 ◎ もちろん、(湧水温が著しく高いために)相対的に水温の高い流域では、1月末or2月4日に活動開始し、
  2月中旬までには、活動ピークを終了しました。 
5.今年の産卵活動期は、カエルにとっては、絶好でした。
  ⇒ 活動開始(水温5℃)から、速やかに日最高水温が6-7℃に至り、かつ、数日、連続して高水温になったで、
  ほとんどの♀で産卵が順調に速やかに実行されたからです。
 ◎ そのため、今年の様に、活動ピークが明瞭な年では、活動ピークの日数が短く、3-5日で終了するのです。
6.今年は、17日(日);23日(土)に、案内しましたが、両日、それなりの流域で多数見れて良かったです。
 ◎ 2月第3土日の16,17日では、相対的に水温の高い流域でないと、まだ多く見ることはできませんでしたが、
  晴天で観察には好適な日よりで、既にピークになっていた流域では、16,17日には、朝から活動していました。
 ◎ 20-24日頃に秋川流域等に来た方は、沢の数kmに渡り、ほとんどの淵で♂が集まっているのが見れたでしょう。
7.2月初めの予想では、2月4・7日に全流域で行動開始し、中旬にピークになると思っていました。
 ★ ナガレタゴガエルの[冬眠(非休眠)から産卵行動開始への誘発] には、【1月中・下旬からの日積算水温が、
  ある値に達すること】が必須なのです。
 ⇒ そのため、「1月中・下旬の水温が、低温or平年並」 の場合には、2月上旬に産卵行動誘発水温(=日最高水温5℃)
  に上昇しても、産卵行動は誘発されないのです。一方、1月中・下旬の水温が高温の場合には、2月初めに、
  最高水温5℃になれば行動開始します。
 ⇒ 今年度も、2019年1月中旬〜下旬頃の水温が高かったならば、2月4・7日に活動開始したはずなのです。
 ※ 2,018年度の[気温] は、秋〜12月下旬迄は、顕著な暖冬傾向 & 年末年始〜1月中は、ほぼ平年並でした。
  そのため2月初め頃の予想では、1月中・下旬の水温は、高めに推移しているだろうと思っていました。
  けれど予想に反し=後に、自動記録温度計のデータを回収し確認した所:1月中・下旬の水温は、ほぼ平年並だった
  ために、2月上旬の水温5℃への上昇では、行動開始に至りませんでした。
例年の[繁殖(産卵)行動の時期] についての詳細は、◆→【Top file の表】を参照 




(2).<観察会募集の内容>:
★<2019年2月中旬〜末日の観察の応募・案内について>★   
◎ 事前にメールされた方(2月中旬頃までに)に、2月の第3土日(16,17); 第4土日(23,24)、に案内します。
メールはこちら
mail_bl_a16



(3).<繁殖期に観察できる具体的な内容>
<1>.【冬の繁殖活動期のピークはいつ頃?】:
★ 工事中
★ ナガレタゴガエルのような早期繁殖タイプのカエル(=冬〜早春に繁殖活動をする)では、
  冬の繁殖行動(=産卵活動)の本ピーク(最大のピーク)は、ごく短期間:3日間ほどで、
  日最高温度(水温・地温・気温)に決定されます。
★ しかも、この最大のピーク日が、2年に一度位は、降雨日になってしまうのです。なぜなら、
  この時期での水温の急上昇は、降雨に起因するのが普通だからです。
  そして、この2月中・下旬に、相当量の降雨がある年では、絶好の観察日がほぼ無いのです。
  なぜならば、カエルの個体数は不変でも、降雨日や降雨後の1・2日では、@.増水で水面が波立ち
  &濁り、水中が良く見えないから; A.カエルも流されまいと石の下等に集まり、人が陸から目視
  できるような場所:水流・水圧の大きい所に居つかず、見えにくくなるからです。
★ 一方、同じ沢の上流・下流や、同じ水系の異なる沢でも、流域によって水温が1−2℃位は
  異なり、わずかこの程度の違いで、ナガレタゴガエルの活動ピークが顕著にずれます。

 ⇒ この水温の違いは、標高の違いによるものではありません。湧水温の差によっているのです。  
  そのため、その時期に応じて、観察場所を臨機応変、適切な流域に移動すれば、必ず、
  多数活動する場所で観察できるのです。
 もちろん、降雨日&降雨直後は除いてです。
 ⇒ 秋川水系などの場合、【2月下旬】ならば、降雨日でない限り、どこかしらで必ず多数
  見れるわけです。

  もちろん、これは、現地の詳細な状況: どの付近は水温が高く、活動が早く開始し・早い時期に
  終結してしまうのか、どの付近は低水温で、遅い時期に開始し遅くまで活動しているのか、等を
  詳細に知っている人が案内した場合ですが。
★ ≪初めて観察しにくる人の場合、難しいのは≫:
  @.どの辺が活動ピークの流域なのかがわからない。
  A.割と低水温時では♂が密集していても、見慣れていない人には、気づかない・見つけられない。
   ⇒ 最大のピーク日(3日ほど)では水温が高く、多数の♂が密集している場所では、♂&ペアが
  活発に動いていて気づきやすいのですが、低水温の日では、活性が弱く
  <1>. ナガレタゴガエルは、じっとしていて、沢の水中の石や枯葉等に対して、保護色の様に
     なっていて、目が慣れるまでは、すぐに気付かないこと。
       ◆→ Top 頁の写真 参照
  <2>. ヤマメ・イワナなどと同様、人の気配で、石の下に隠れてしまうこと。
<2>.【冬の繁殖活動期に観察できる具体的内容】
★ 工事中
(1).<本ピーク日の3日間位の場合>: 
◎ 少し誇張して言うなら、沢中どこでも見れます。淵・トロ場はもちろん、平瀬でも。
  【流下移動中のペア】は、多数、観察できます。数分おきには1ペアは流下移動してますから。
  また、多数の淵・トロ場で、【50−100匹ほどの♂の集団】が見れます。
  20-30匹程度の集団のいる場所は、主要な淵・トロ場、全てで確認できます。
(2).<ピーク期に具体的に見ることでのできるナガレタゴガエルの行動の主な内容>
  「ヤマメへの抱接行動」「♂どうしの抱接行動」、等々、どこかしらで必ず、普通に見ることはできます。
  いったん、詳細の記述を閉鎖します。
(3).<本ピーク日の3日ほどには当たらなくとも、2月中旬〜3月上旬の降雨日でなければ>:
  少なくとも、多くの淵・トロ場で、10-30匹ないし、それ以上の♂集団が活動しているのは
  観察できます。問題なのは、2月中旬以降、繁殖行動が開始された後、強い寒波で冷え込みが
  強まった時: 活動がほぼ中断されてしまった時の2,3日は、不運ですが、見れる個体数は
  とても少なくなります。ま、それでも、一度、活動開始した以降では、相当に冷え込んでも、
  どこかしらかの暖かい水温の流域で、それなりには見れるのです。
(4).<超暖冬期で、繁殖活動ピークが2月第3週位で終わったような年の2月末〜3月上旬>:
  特徴としては、
 @.「多くの淵・トロ場で、♀の死体(♂の死体も)が目立ってくること。そして、その死んだ♀に
  抱接している♂が観察されること。必ず、どこかで、こういう死♀への抱接は目につきます。」
  ナガレタゴガエルは超々難産のため、正常に産卵できなかった♀の死個体が特徴的なのです。
 A.「繁殖期後半では、多くの淵に卵塊が目立ってくること。」
  ただし、これは、人間で言うと、下痢便状態の産卵卵塊です。
  ナガレタゴガエルは、本来、夜間に、大きな石の裏・岩の隙間など、人目になど付かない場所に
  産卵し、卵塊を付着させます。ごくごく一部の♀は(全体からすると1%ほどでしょうか?)、
  やもえず、沢の底・枯葉の上などでも産卵するのですが、その卵塊が繁殖期後半には目立つ
  のです。が、これらの卵塊の相当数は、未受精卵で、正常に発生しないものが多いです。
★ 『筆者の強み』は:
  1991年〜調査を継続し過去21間の繁殖期のカエルのデータ & 詳細な水温のデータを保有
  していて、南秋川流域の水温状況を詳細に把握していることです。
  そのため、『異なる沢での繁殖活動時期の相違』や; 『同じ沢でも流域による繁殖活動時期の
  違い』を詳細に把握しているため、その日その日に合わせて、最適な観察場所に案内できること
  です。ある意味、カエル・ナガレタゴガエルは、精密な水銀温度計のごとく、温度に敏感で、
  ほぼ同じ流域でも、0.5℃も違えば、活動する所としない所が顕著に違うので。



(4).<補足>
 工事中:
         



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